運気を高める手段として、風水があります。
たとえば、国家プロジェクトで風水を取り入れているシンガポールの街は、とても魅力的な場所。
ライオンの頭に下半身が魚のマーライオンは、
東向きに勢いよく水を吐き出すことで、大地の気を動かして富と繁栄をもたらす風水の仕掛けです。
有名なマリーナベイサンズホテルは、強力な気の流れが集まる「龍の口」という場所に建てられ、
ホテル屋上にあるインフィニティプールも、環境との調和をもたらすよう風水的な意図が込められているようです。

日本の「龍脈」中央構造線とクンダリーニ
風水では、大地のエネルギーの流れを『龍脈』といいます。
私たちが暮らす日本列島は、国土の形そのものが龍体のようではありませんか?
龍体の背骨の位置にあたるラインは、地震が起こる可能性のある断層といわれている中央構造線。
これが日本の『龍脈』です。
古代インドではクンダリーニという「とぐろを巻いた蛇」の体内エネルギーの概念があり、
クンダリーニのエネルギーは、骨盤の中の尾てい骨付近・第一チャクラから、
背骨の中心を貫く管のスシュムナ・ナーディーを通って上昇し、
頭頂部の第7チャクラまで到達することで覚醒へと至るといわれています。
龍の化身は蛇なので、古代インドの人々は、身体を貫く龍のエネルギー・龍脈を感得していたようです。

背骨から身体の「龍脈」を整える
つまり、私たちの身体エネルギーの流れも、中央構造線の『龍脈』のように、背骨のラインの流れが重要となります。
当院のオイルマッサージや吸い玉カッピング刺絡治療は、背中をメインに行っています。
なぜなら、背中の『龍脈』は人の生命の質を左右する重要なポイントだからです。
背中をメインとした施術は〈身体の龍脈の流れを整える〉風水的にも理に適う手段といえます。
実際に、人々の首の後ろには赤いしみ(紅斑)があったり、
背中の筋肉や背骨のあたりに細絡という毛細血管の詰まりが見られる傾向が多いために、すぐに詰まりを取り除いていくケアを行っています。
血液の詰まりは、すなわちエネルギーの詰まり。
詰まりの圧力が蓄積していくと、どうなるか?
大地ならば、地震や火山の噴火となって、エネルギーの均衡をはかる力が働く。
人間の身体となると、背骨の歪み・内臓の機能低下・腫瘍やポリープや出血など、様々な症状として現れます。

アーユルヴェーダや東洋医学は、身体の風水を整えるケア
このような、身体の龍脈の詰まりは、生命エネルギーそのものに関わる問題です。
アーユルヴェーダや東洋医学は、肉体を氣という『エネルギー体』として捉える視点で身体を診ていきます。
当院が行っているアーユルヴェーダと東洋医学の施術は、
物質的な肉体と非物質的なエネルギーの両面を捉えた〈エネルギーの循環改善=生命エネルギーを高める〉施しであり、
『身体の風水を整えるケア』ともいえるでしょう。
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